SGLの耐食性は驚きの3倍!次世代ガルバリウムの特徴と性能とは

ガルバリウム鋼板SGLは従来のガルバリウム鋼板とどう違うのか

値段がけっこう上がるけど効果は見合っているの?

その悩みに答えます。

次世代ガルバリウムと期待される”SGL”は耐食性の性能が大幅にあがり、さまざまな環境にも強くなってますます高い耐久性が発揮されます。長い目で見ればイニシャルコストはかかりますが確かな品質と高寿命で値段以上の実力だと言えます。

SGLとは

SGLは日鉄住金鋼板が特許を取得している商品で2013年に登場しました。

ガルバリウム鋼板はもともと軽量で高い耐久性や耐震といった高寿命な素材です。

 

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黒系のガルバリウム鋼板の拡大写真

 

名前の由来

SGLの「S」には3つの意味が含まれています。

S:Superior=上質な、Special=特別な、Super=超越した

GL:ガルバリウム鋼板の略称

つまり進化した高品質なガルバリウム鋼板です。

SGLの特徴

特徴はなんと言ってもガルバリウム鋼板のめっき層にマグネシウムを2%増やした商品です。

このマグネシウムがSGLやガルバリウムに含まれる亜鉛と相性が良く厳しい腐食条件下でも腐食を抑えた耐食性3倍の実力派です。

特にすごいのが腐食しやすい切断部や傷部の腐食を抑える効果が大きくなっています。

性能はどう変わった?

「耐食性」:SGLはガルバリウム鋼板の3倍の効果を持つ

 

「耐薬品性」:SGLはアルカリ性に対して、ガルバリウムは酸性に対してそれぞれ強みを持ちます。

この耐薬品性は、今後海風のあたる海岸地域でも使えるようになる期待されています。

 

メーカーが保証制度を用意してくれていて、穴あき等最長25年!

詳細はメーカーへ直接確認してください。

4つのラインナップ

①ニスクカラーSGL

進化したNISCの信頼のブランド。

豊富なカラー、遮熱、耐汚染、高耐食性が特徴。

②耐磨カラーSGL

つや消し鋼板のパイオニア、高級ブランド・耐摩カラー。

③ニスクフロンSGL

究極のふっ素樹脂塗装鋼板。

従来品を大幅に上回る長期耐久性、長期の美観維持、メンテナンスコストの低減。

④ハイレタンSGL

海岸近傍や工業地域で抜群の耐食性。

厚膜型ウレタン樹脂塗装×次世代ガルバリウム鋼板。

まとめ

値段は上がるが性能が格段とあがる!その理由は【マグネシウム】にあり。

その実力は従来のガルバリウム鋼板の3倍の耐食性!

そんなSGLが4つのラインナップに搭載され目的に応じた選択がしやすい。

結果、高寿命な家作りに貢献。イニシャルコストをかけランニングコストが減らせる可能性が高い。

最後に

わが家の外壁・屋根材はSGLではなくて従来のガルバリウム鋼板を採用しています。

ガルバリウム鋼板は高寿命・高耐震性な家作りに最適な素材なのでオススメです!

 

ちなみに僕も打ち合わせ段階でハイレタンSGLを検討しました。

最終的にSGLは辞めてガルバリウム鋼板で外壁と屋根を作りましたが、その理由が2つあります。

1つ目、[金銭的な問題]

外壁と屋根材をハイレタンSGLに変更すると約100万円の増額でした。

低予算の僕にはこれだけの増額ができなかったです。

とは言えガルバリウム鋼板も十分優れた素材ですので満足しています♪

 

2つ、[新商品だから割高]

これは僕が勝手に思っている事です。

SGLは2013年に登場して6年ほどになります。販売当初に買った人でもまだ6年目です。

SGLはこれから先に課題や問題が出てくるのではないでしょうか。

そしてまだまだガルバリウム鋼板の需要も高く、相対してSGLの金額が高くなってしまうのではないだろうか。

しかし、あと10年もしたらSGLが一般化され標準仕様になる気がします。そうなると金額も落ち着いて来ると思いませんか?

わが家もまだ60年近くは住み続けるはずなのでいずれSGLに貼り替える方が現状ではベストだと考えています。

 

以上2つの理由からSGLを諦めガルバリウム鋼板を選びました。

それでは。

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