”ガルバリウム鋼板”の魅力と実際に住んでみての感想をお伝えします。住んでみて初めて分かることもありましたので参考にしてくださいね。
ガルバリウム鋼板の詳しいことはこちらへ↓
ガルバリウム鋼板とは？新築の外壁や屋根にガルバリウム鋼板を選ぶメリットを解説！
今回僕は知識なしの一般人が新築を建てる時に「ガルバリウム鋼板を選ぶという選択肢」について助力したいと思います。
とは言え、ガルバリウム鋼板がどんなものなのかも知っておきたい所です。なのでめちゃくちゃ簡単にまとめてみますね。
ガルバリウム鋼板とは
アルミニウムと亜鉛とシリコンでできている<アルミ亜鉛合金めっき鋼板＞
アルミニウムの特徴と亜鉛の特徴を併せ持ちメリットたくさんの建材です。
主に家の屋根や外壁に施工。
メリットは
錆びにくい・耐久性・軽量・耐震性・耐熱性など外環境に強い・建築家が好むデザイン
デメリットは
好きな人は好きだけど、嫌いな人は嫌いと分かれるデザイン性・コストが高い・意外と神経質な建材
僕がお伝えしたいところはここからですよ！（以下、ガルバリウム鋼板はガルバと略します。面倒なので( 一一；)）
ハルコウ的メリット要素
スタイリッシュで大人カッコいい
サイディング自体に柄があるのが多い窯業系サイディングと違ってガルバは無地のシンプルな外壁材です。外観のレイアウトや使い方次第でどれだけでも家の顔を変えてくれます。これこそがガルバを選ぶ理由だと思っています。
ガルバで家を建てた人に「ガルバを選んだ理由はなんですか？」と聞いてみましょう。きっと大抵の人はガルバのデザインに惹かれて選んでいるはずです。もちろん僕ハルコウもその一人です。
さらにガルバが持つたくさんのメリットが決定打になっていると思っています。
「ガルバのデザインで家を建てれて更にこれだけのメリットがあるの？！ならガルバにする！！」
ということです。
ガルバはコーキングが不要。
コーキングとはサイディングで使われる建材と建材の継ぎ目になります。
これは建材よりも劣化しやすいのでサイディングの欠点とよく言われています。事実外壁は綺麗でもコーキングの部分は黒ずんでいることがよくあります。
でもガルバはこのコーキングがないのです。見た目的にも寿命的にも優れていると言えます。
緑の植栽が映える
黒系のガルバリウム鋼板は緑の植栽との相性が抜群です。ちょっと重たくなりがちなガルバリウム鋼板を華やかにしてくれます。なにより緑が強調されるのでとても美しいく見えます。
わが家は植栽がまだありませんが、近々シンボルツリーを植える計画です。
耐久性が高い
家は建てたら終わりではありません。定期的にメンテナンスがやってきます。ガルバは耐久性が高くメンテナンスフリーです！！という言葉をたまーに見かけますが、あれは嘘です。ちゃんとしたメーカーや工務店ではそんな事は言わないです。騙されないでくださいね。
あくまで【耐久性が高い】だけです。メンテナンスは欠かせません。
ガルバの寿命は20年～30年持つと言われています。
なので日頃から水をかけてたり物や金属を当てないように注意をしていれば長年楽しめます。建てた後外壁にかかるランニングコストが良いのです。これだけで十分すぎるほどの価値があります。
ちなみに一般的に窯業系サイディングは10年に1度メンテナンス（貼り換え含）が入ります。日頃の使い方が悪いと10年も持たないこともあります。
余談ですが、
僕の実家は建売で窯業系のサイディングです。ちょうど10年程が過ぎます。ちょっとお汚い実家なので、同時期に建てた周りの建売よりもだいぶボロボロになっています。
どの外壁材を使っても日頃の使い方や手入れがあるかないかで差がでます。
耐震性が高い
地震大国日本なだけに耐震性は必須です。特に近年は大型地震が多発しているので余計に気になる所です。
今どきの家は基本的に耐震性の高い家を作っているメーカーが多いので、外壁材で耐震性を求めるほどではない気がしますが、耐震性が上がるに越したことはないでしょう。
耐震性が高い理由は、ガルバがとても軽い素材だからです。
金属は硬く重たいイメージがありますよね。でもガルバは軽いのです。ガルバは薄さ1㎜もないような金属の薄い板でできています。
軽いので家の基礎部分への負担も少なくなります。地震が起きた時も基礎への負担が少ないから地震に強いことになるのです。
ハルコウ的デメリット要素
●ガルバのデザインは地味にもなる。
参照元：http://yanekabeya.com/work/7614/
シンプルゆえに使い方を間違えると残念な外観にもなってしまいます。家の外観次第ではどこかの企業の事務所や倉庫のように野暮ったくなります。ガルバは昔からあるトタンのように思う方も多いのが現実です。
こればかりは好き嫌いの域にもなるので、デメリットと言うかは微妙ですけどね。
他にもデメリットはありますが僕は気にするほどの事ではないものばかりだと思っています。
でもこれはイニシャルコストを頑張ればランニングコストを抑えられるので先を見据えれば決して高くはないです。
わが家の外壁
＜使ったところ＞
外壁と屋根
＜かかった費用＞
※これは僕がお願いした工務店の標準仕様からの変更差額になります。あくまで僕の場合です。
屋根工事：123㎡｜単価2200円｜約26万６千円
外壁工事：４２坪｜単価２万｜約84万円
何度も言いますが僕がお願いした工務店の標準仕様からの変更差額ですからね。各メーカーの標準自体が違いますのでこのまま当てはめないでくださいよ。
でもサイディングよりもかなり高くなることははっきりと分かります。
ガルバを選んだ理由
スタイリッシュでおしゃれ！カッコいいから！！
とにかくデザインに惹かれて選びました。
最近は人気が非常に高くおしゃれホームを作っている人がよく使っているイメージがありました。実際町中でもよく見かけるようになり、あっちの家もこっちの家もおしゃれで格好良いですよね。見れば見るほどガルバが好きになっていきましたね。
わが家はをシンプルモダンかつ北欧テイストにしたかったので、ガルバは理想の外壁材だったわけです。
特に妻が「家を建てるならこれ！」と決めていたので迷いはなかったです。窯業系サイディングは初めから考えていなかったし。
でも全部ガルバだと重い？と考えて、一部だけ窯業系サイディングを使っています。
ガルバにして良かった点
〇周りとの差別化が図れる
良くも悪くもパッと見で目に入るインパクトがあります。
目立ちたい訳じゃないですが、興味を持たれるのは嬉しいですね。わが家を見てガルバ格好いいと思ってくれたなら嬉しいですし、ガルバで家を建てようと思ってくれたらなお嬉しいじゃないですか。
〇自分好みのデザインハウスができた
デザインは上を見ると切りがないですが、予算内で自分好みのデザインに仕上がったので大満足です♪
やはりガルバを選んで正解でしたね！
〇ガルバの良かった点というか、ガルバの色をダークグレーにして良かった点。
純の黒色を選ぶと家全体がかなりずっしりとするし、個人的にちょっとヤンキー感があったので純黒は避けました。
でもブルーやグレーも違ったので、最終的にダークグレーにしています。工務店で色のサンプルを見てもぶっちゃけよくわかりません。だってサンプルが小さいから。サンプルでは良く見えてもこれが家全体の大きさだと…どうなの？外壁に限らずサンプルって微妙な時が多いです。
このダークグレーはとても気に入っています♪黒すぎずでも黒！ちょっと明るい黒！光の反射でグレーに見えたりもする。けど基本は黒。黒すぎない黒♪
重たくないけど重厚感あるしスタイリッシュで大人カッコいい色味です。僕が思うおしゃれホームな感じだ。光の反射や晴雨曇りなとで色味を変えるところが好きだ。これは住んでからわかったことだけど、一度で二度美味しい。
〇友達が褒めてくれる
誰かに褒めてもらう為に作っている訳じゃないですが、褒めてもらえたら嬉しいですからね。
〇来客者に説明しやすい
わが家に来てもらう時に「黒の家だよ」って言えば絶対分かってもらえます(笑)
失敗したところ
建てて1年ですが今の所失敗したとは思っていません。
良いことだけ言いたいとか隠そうとかじゃなくて、本当に失敗したな～って思えてないんです。
建ててみてわかったこと
・建材の重なり部に葉っぱが挟まっていることがある。
台風のあとはよくありますね(笑)
・意外と汚れないです。
割と定期的に外壁をチェックしていますが、あまり汚れているな～と感じません。
・カラスの糞が目立つ。
黒系に白は当然目立ちますね。でも逆に言えば目立つからすぐ気づく→すぐに掃除できる。動物の糞は劣化の原因になるので早めに除去するよう徹底しています。
・触ってみると結構柔らかくたわむ。確かに何かが当たれば凹むのと納得。
こどもが手で叩いても別に凹みませんが、硬い物が当たれば凹むと思います。
オススメ度
★★★★★
「とにかくガルバのデザインが好き」という方には120％オススメします！！！
ガルバの記事を見ていると言う事は興味・関心があるのだと思います。
ガルバはいいですよ！ガルバならではの雰囲気がある、他では味わえない重厚感やクールさ、仕事終わりに、遊びの帰りに自分の家を見て「ガルバやっぱかっこいい」なんてちょっとニヤニヤしちゃいます。
でもデザインが微妙という方にはオススメしません。建てる前に気が乗らないならやめておきましょう。建ててからでは後の祭りです。
最後は自己満足の押し付けみたくなっちゃいましたね。
最後までしっかり考えて納得できる家づくりを目指してください！
それでは。