背面収納設計図その2(最終図面)

キッチン背面収納の造作をケチったら失敗した

キッチンの背面収納はなにを選んでいますか?メーカー既存の製品もあれば造作で作る人もいる背面収納。

わが家は完全造作で作ってもらったのですが見事にやらかしました。

失敗したのは引き出しの数と高さ。

もしあなたも造作するつもりならば当記事を見て同じ失敗をしないようにしてください。

背面収納造作ができるまでの流れ

まず希望の条件をヒアリングしてもらいました。僕の希望は下記の通り。

条件①

一番左側には炊飯器を置けるスペースを作る(スライド式にして炊飯中は引き出せるように設定)

条件②

ゴミ箱が置けるようにフリースペースを作る

場所はキッチン作業スペースの後ろ側(結果的に左寄りの位置になった)

 

炊飯器とゴミ箱を左寄せに作ったのはリビングからなるべく見えない様にしたい意図もありました。

特にゴミ箱は扉を付けて隠すつもりもなかったから(臭いがこもるし、いちいち扉を開ける手間をなくしたかったので)

 

条件③

引き出しはたくさん欲しい

条件④

上部のカップボードは下部の収納よりも短く作る。

 

できたのがこれ↓

背面収納の設計図その1
初めに提案された設計図

 

こちらの要望を伝えて設計してもらった背面収納はとにかく引き出しが少ない。っていうか一番右側のOPEN(フリースペース)はなんだろう(笑)そこも引き出しにしてよー。

引き出しの高さも数も論外だったので再度作って貰いました。

 

要望①

一番右側のフリースペースも引き出しにして2列とも3段にする

要望②

一番右側にちょっとでいいからフリースペースは残す

要望③

上部カップボードも大サイズ3つよりも中サイズ4つにして欲しい

 

そして提出されたのがこちらの設計図。

背面収納設計図その2(最終図面)
完成形になった設計図

 

背面収納設計図その3側面図
側面図はこんな感じ

最終的にこの設計図で造作してもらい現在も使っています。ほぼ希望通りにできていて十分収納はできる大きさです。引き出しの横幅も700mmあるので申し分ないです。

右側2列の有効高さは159mmです。食器ならだいたい何でも収納できますが高さが中途半端だったと住んでから思いました。(詳しくは後述します)

左から2列目だけ高さを低くしているのは無駄な高さを減らすため。

有効高さ115mmは毎日使う食器やお皿、箸・スプーン・フォークなどがぴったり置ける程の高さです。

カトラリー・コップをぴったり収納できる高さ
無駄な高さが一切ないベストサイズなのだ。

箸・フォークスプーンを収納している半透明のプラケースは2段置けてぴったしになっています。

 

最下段は食器以外のこまごまとした物を収納。メイン引き出しではないので残った寸法で作ってもらっています。

 

ただ右側2列はももっと引き出しが作れそうだったので引き出しの高さを指定してさらに再設計してもらいました。

 

要望①

高さ指定(有効高さで150mm)の引き出しを3段作ってもらい残りを最下段の高さに調整する。

 

そして完成した設計図がこちら。

キッチン背面収納設計図その3
一番理想的な設計図だった

 

各引き出しが最小限の高さ(有効で150mm)で作られ6段分の引き出しができた!この方が絶対に使いやすかっただろうな~。

最下段はちょっと小さめになるけどメイン引き出しを第一に考えて作る方が毎日使いやすいと思います。

 

このサイズの引き出しが6つもあればすっごく良かったのにと今でも悔やまれる。。

 

失敗したところ

1段ごとの引き出しの高さが中途半端

右側2列の完成した引き出しの有効高さは159mm。

実際に食器を置くと高さにムダがある。かと言って食器を縦に立てて収納するには低すぎる高さなので、結局普通に置くしかないのだ。

引き出しの中身
高さにムダがある

毎日使う食器をまとめた引き出しだけど高さにムダがあってもったいないです。

引き出しの高さに余裕があることがわかる
余裕が多い引き出しの高さ

平皿は特に無駄が多い。休日にしか使わない平皿は重ね置きでるのはいいけどね。

皿を立てにはおけない
ちょっと大きい皿なんかは縦に置けない

茶碗や小さめのボウルは縦にも置けるけど倒れるし置かない。そして平皿は縦に置けない。どっちつかずで中途半端な高さになってしまった。

 

各引き出しの高さがちょっとずつ高いから全体的に低くして引き出しをもう1段増やす方が使い勝手が良かった。

引き出しの数が少ない

まぁ少なくはないけどももう1段増やせたと思うと少ないと感じてしまいます。

今はまだ子どもも小さいし食器も少ないので問題ないですが、将来的に少ないと思う気がしますね。

 

原因は増額を避けたため

打ち合わせ中に一度は引き出しの数を増やして各引き出しの高さを小さくする設計をしてもらったが、5万円増額すると言われケチってしまった。

でも住んでみて思えば5万円払ってでも引き出しの数を多くするべきだった!

だって一生住んでいく家だから5万円で使い勝手が良くなるなら安い物、、というか本当になぜやらなかったのか。

もう後悔の嵐です。

 

まとめ

 

  • 引き出しは多い方がいい!
  • 無駄な高さ分だけ削って引き出しを1段増やす方が絶対に良かった!
  • 毎日一生使っていく所はケチってはいけない!(たかが5万円されど5万円)

 

おまけ

炊飯器のスライド式カウンターってどうなの?

市販の商品もよくあるこの機能ですがずっと前から疑問に思っているんですよね。

炊飯するからカウンターを引き出しても炊飯器の蒸気口の位置って棚の中にありません?

炊飯器を置くスライド式カウンター
引き出しを完全に出すとこんな感じ

水蒸気の通気口の位置的には出てるが水蒸気は広がってしまうから棚内(天板裏)に当たってしまう。そのうちに板がふやてしまうのが怖いですね。

 

だから横にしてつかってる

炊飯器を横にして使う
水蒸気の通気口を完全に出すようにしてる

こんな風に感じるのは僕だけなのだろうか。

 

それではまた。

背面収納設計図その2(最終図面)
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